農業体験

味噌作りイベントで「田舎力」のことを考えた。

味噌作りイベントで「田舎力」のことを考えた。

毎年恒例の味噌作りイベント、好天の下、無事開催しましたっ!

いつもなら、恒例の味噌イベントで終わったのですが、今年はちょっと違いました。

 

田舎の子供たちにこそ、必要な体験だった

この冬から、白川町で募集があった、魅力発見塾(地域活性化、町づくりについて学ぶ塾)の1期生として参加しています。ちょうど、味噌作りの前日に3回目の講義&交流会があって、その時に出た話題に、はっとしたのです

 

「都会の人の方が、味噌作り、もちつきなどを体験している人が多いのではないか!?」

 

振り返ってみると、facebookとかで繋がっている友人、知人が、味噌作りイベントに参加してきたとか、麹つけのワークショップに参加してきたといった記事を目にします。

意外にも、田舎に住んでいる子供たちの方が、昔から続く伝統や文化的なことを経験せずに、都市へ出ていってしまうのか?

偉そうなことに、ちょっとした危機感を覚えたのです。

 

と、そんなことがあったので、今年の味噌作りはちょっと違う心持ちでした。

結果的にですが、地元率の高い参加者で、長男の同級生も参加してくれたので、いつもとは違った味噌作りイベントで充実感がとてもある会となりました。

1年に1回、この時にしかお会いできない常連さんとの再会も味噌作りの楽しみの1つです!

 

「田舎力」みたいな、白川町で幼少期を過ごしていたからこそのチカラが身につく場を、選択肢を作っておきたい!

そんなこと思いながらの味噌作り作業でした。

 

味噌作りの流れ

ブログを新しくしたので、簡単に味噌作りの流れも記事に残しておこうと思います。

和ごころ農園のレシピ

 豆こうじ3.5キロ

 米こうじ5キロ

 煮豆(乾燥時)7キロ

 塩4.3キロ

これで約30キロの味噌になります。東海地方の人たちはやはり「豆こうじ」が入っている方が赤味噌に近くなるので馴染みがあり、美味しく感じますね。

 

1、煮豆用の大豆をよく洗います。

水が冷たくて、手が凍りますが、この冷たさがなんとも言えず気持ちが良いんです。

今年も無事味噌作りができる幸せみたいなものも感じられるんです!

 

2、16時間たっぷり水に吸わせます。

翌日の朝、火を入れる時間から逆算して浸水を開始します。

 

3、火入れ

「親指と小指で挟んで潰せるくらいの柔らかさ」を目安に、茹でていきます。

途中アクがたくさん出てくるので丁寧に取り除きながら、3時間半〜4時間ほど茹でます。

 

4、つぶし

和ごころ農園では、石臼と杵で押しつぶしています。適度に潰れない豆がある方が美味しくなる気がするので、豆の形が少し残るように潰していきます。

 

5、麹と塩と潰した豆を混ぜ合わせる

潰した大豆が冷めてきたタイミングで、麹と塩を混ぜ合わせます。丁寧に、しっかり混ぜ合わさるように。

この時に、水分調整します。

和ごころ農園では、大豆の煮汁の冷めたものを使っています。水分調整に煮汁は使わない方が良いという方もいるのでお好みで。

 

6、味噌だんご作り&樽につめる

団子を作って(この時に、握って潰れ具合を見て水分を確認)、樽に空気が入らないように、投げ入れます!

この投げ入れるのが楽しいんですよね。

手のひらで、空気を押し出すように綺麗につめて、縁を拭き取り、重石(水が上がってくる程度)をのせて、熟成開始です!

 


味噌仕込みが終わったあとは、恒例のもちつき大会!

子供たちの食欲に驚かされますね。。個人的にはえごま醤油が美味でした。

 

醤油に続いて、味噌も仕込み終わりました。

 

味噌作りが終わると、いよいよ畑作業が本格化です。頑張ります〜

 

 

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