日々の農作業

仕事始めは、醤油搾り

2017年の初仕事は、今年度から仲間で挑戦している醤油作りの、醤油搾りの作業でした。

僕たちが知っている醤油作りというのは、暗い部屋に2〜3年、じっくり熟成させるイメージですよね。頻回に撹拌する必要があり、味噌と比べてハードルが高いと思っていました。

ところが、今回参加させてもらった醤油作りは、1年で完成します。天地返しは定期的にやらなきゃいけませんが、そこまで大変ではなかったです。そして何より驚いたのが、熟成させる時は、温度を高くしてどんどん発酵を促すということ。ビニールハウスの中で熟成させても良いほどなんです。びっくり!

結局僕らは、南向きの暖かい場所で熟成させたのですが、まあ、日に日に美味しくなっていきました。

実際に今日、醤油搾りをして思った感想は、自給的な量で仲間でやれば、愉しく簡単だったってことです!

今回は、材料はすべて準備して頂いたので、2017年からは、和ごころ農園の大豆や小麦を少しでも使えるように、本当の意味で自給率高めて行きたいと思っています。

では、今日の作業を簡単に紹介します。

これが、約7ヶ月仕込んできた醤油のもろみ。このままでも美味しいです(笑)。

約1年の熟成なので、醤油の成分をすべて出し切ってはいないそうです。そこで、熱湯を加えて、溶かし出す作業をします。これでまた味が変わります。

90Lの樽でこれくらいの量まで。

醤油を搾る専用の袋に少しずつ小分けしていきます。

偏らないように、丁寧に広げます。並べる順番も互い違いにしたりしながら・・・。

はい、出てきました!最初に搾り出てきたものと、最後に、圧をかけてしっかり搾りだしたものとでは味も変わります。最後の1滴まで搾りだします。

不純物を凝集させるために、60℃まではゆっくりじっくりと。

そのあとは、88℃まで火入れして終了!

冷めたら樽に移し、静置します。一週間ほど置いて、不純物を沈めたら瓶詰めしていよいよ完成になります!

お昼は、生醤油で、うどんを頂きました。出汁なんてなくても、美味!贅沢の極みです。えごま油や大根おろし、ネギなどの薬味も無農薬!

農家になって、買うものだと思って疑わなかったものが、どんどん自分たちで作れることがわかってきました。手間はかかるけど、愉しい!お金は稼げないけど、生きていける。

今年の初仕事、なかなか、良い経験をさせて頂きました!ありがとうございます。

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