1000本プロジェクト@黒川

ここでは、私が農家になるきっかけにもなった、1000本プロジェクトという農体験についてご紹介します!

1000本プロジェクトって何?

1000本プロジェクトとは、2006年より、半農半X研究所の塩見直紀さん(京都府綾部市)が始めた、お米の自給体験プログラムです。

私は、2007年に愛知県より参加!田んぼに入らなきゃ見えないこと、感じられないこと、など多くのことを学ばせていただき、農家になるきっかけ&後押しをしてもらえたプログラムです。

農家になったら自分でも、1000本プロジェクトを主宰したい!と、塩見さんにプロジェクト名をお借りし、2014年から白川町黒川でもスタートしました!

なぜ1000本なの?

稲の1本(株)からお茶碗軽く1杯分ほどのお米が収穫できると言われています。
1日3回、365日お米を食べると、1095杯。

1000本の苗を植えれば、1年分のお米が自給できるんです!

最近は、1日3食もお米を食べない人が多いので、十分自給できます。しかも、それが、小さな面積でできるんです。
20m×8.5mほどの面積なので、機械を使わなくても、手作業で愉しみながら参加できるプログラムです!

 

どんなことをするの?

お米作りの一連の作業を参加者のペースで愉しみながら体験していただきます。

スケジュールと作業内容

  • 4月上旬 種まき(希望者のみ)
  • 6月上旬 田植え
    裸足で田んぼに入り、手で植えていきます。
    畦でお弁当食べながら1日かけて田植えします。
  • 6月下旬〜7月 草取り(1回〜3回)
    無農薬栽培の醍醐味、草取りを手でおこないます。
    雑草の生命力に驚かされます。。
    没頭できる作業中に、インスピレーションが生まれるかも
  • 10月上旬 稲刈り
    鎌で手刈りし、はさ掛け(稲を竿にかけていく)して天日乾燥させます
  • 10月中旬〜下旬 脱穀ともみすり
    最後だけハーベスターという機械を使って、脱穀作業をします。
    脱穀後に、もみすり機で玄米の状態にして、作業終了です!

収穫後には、参加者のみなさんで収穫祭をする予定です。新米をみんなで味わいましょう。

 

参加者アンケート

 

1000本プロジェクトに参加した理由は何ですか?
・食に関心があり、添加物の勉強をしたが、次は主食だと思ったから
・元々田植えしてみたいな〜と思ってはいましたが、子供が生まれて食の安全を更に考えるようになり、安心安全なお米を自分らの手で育ててみたいと思ったから
・とにかく、やってみよう!

みなさん、食に関心があっての参加ですね。お米作りなんて、できないものと思い込んでいる方が多い中、やれる機会があるならとにかくやってみよう!と参加された方もいらっしゃいました。

参加してみて大変だったことは何ですか?
・やはり、草取りです。
・腰をかがめてする除草作業は抜いても抜いてもなくならない草を相手に苦労しました。

やはり、みなさん、草取りが大変だったみたいですね。
私の場合は、農家になるためのテストとも考えていたので、草取りはそれほど辛くは感じなかったです。人それぞれですね。
ただ、この草取りがないと、収穫の喜びが・・・。参加した人だけにしか味わえない感動ですよ。

自分で育てたお米の味はいかがでしたか?
・脱穀したその日にすぐ塩むすびにして頂きましたが格別で今まで食べてきたご飯はなんだったんだ!?と思えるくらいものすごく美味しくて感動しました。
・米を食べてくれた人から「美味しかったよ」と喜んでもらえて頑張った甲斐があったな、と改めて思えました。

無農薬、天日乾燥のお米っていう条件だけでも美味しいこと間違いなしなのですが、自分で苦労して育てたとなると、美味しさ倍増です!
私も、初収穫の後は感動もので、ご飯だけで1杯食べた記憶が鮮明に残っています。
このお米を、土鍋か羽釜で炊くとまた、感動もののご飯が食べられます!

参加してみて良かったことなど、感想を聞かせて下さい
・裸足で田んぼに入ると、大地とつながる感覚があり、新鮮だった!
・夫婦で田んぼに入り泥んこになりながら苗を植えたり除草したり行くたんびに稲の成長を感じたり田植えから稲刈り脱穀ととても楽しくできました。
・お米の成長を楽しみに、仕事をしていました。
・台風の時は、田んぼが大丈夫か心配でした。

田植えだけ、稲刈りだけといった単発の農体験では味わうことができなかったことや、意識の変化が見てとれました。満足度は上々のようで、主催者冥利に尽きるお言葉を頂きました。

インタビュー

 

今回はリピーターの方に1000本プロジェクトについて、お二方にお話しを聞いていきます。
早速、質問です。1000本プロジェクトに参加して楽しかったこと、つらかったことを教え下さい。
楽しかったのは、裸足で田んぼに入れたことです!つらかったのは、ぬかるみでの稲刈りでした。
2016年の秋は、20年間、こんなに雨降ったことはないという年でしたからね。そういう意味でも特別な体験だったと思います。
他の参加者の方も、稲刈りが一番大変という意見がありました。日没が早くなる中で、1日の作業量が一番多いですからね。それでも、収穫の楽しさがあるから頑張れる(笑)
お二人は、新幹線に乗って、この白川町黒川まで来て下さって、お米づくりを体験されました。時間や経済的なこと、また、継続するモチーベションはどうやって乗り切りましたか?
自分で決めたことだから、何とかなりますよ!1000本プロジェクトを通して得た体験や出会いがあったので心理的な距離は近く感じました。
私も、やると決めたからです!!モチベーションは、お米の成長を見るのが楽しみだったから
なるほど。やはり、自分ごととして、参加しているのが決めてなのでしょうね。1000本プロジェクトは区画貸しにしているので、作業している時間は自分と向き合う時間にもなりますね。だからアンケートにもあったように、普段の生活をしていても、遠い田んぼのことが気になる!自分ごとにするのが継続の秘訣ですね。
参加して変わったことはありましたか?
一通りの作業ができたことで、お米が育つ過程が分かりました。実は、玄米とか籾の状態とか、いまいち区別がついていませんでしたから。
そして、お米が今までのものと「別物」になりました。1粒1粒が種でもあるので、炊飯器に残った米つぶも大切にするようになりました。虫のいたずらでついてしまう黒の斑点も、気にならなくなったことと、、、
家庭用の精米機も買いました!!
今回で3回目なので、トラクター作業を抜いたお米作りはもうできる!という意識の変化があります。今は、その育てたお米でお弁当を作ったり、麹をつけたり、お米の文化継承にも力を入れていきたいと思っています!
素晴らしい!主宰する側としては嬉しい限りです!この体験を通じてもっともっとお米のことを知ってもらいたいです。
最後に、1000本プロジェクトに期待することはありますか?
僕は3回目ということもあり、黒川の農家さんのつながりや、地元の人との出会いが持てたことが、お米作りと同じくらい大きな収穫でした。第2のフルサトができた感覚です。他の参加者の方にも、黒川という土地でしか体験できないことをしてもらう機会を作ったら良いのではないでしょうか?
遠くから来たこともあり、基本1泊2日で参加しました。とれたての野菜を使った料理もできたし、地元の方の出会いや語らいが持てました。宿泊込みの参加ができると、より可能性が広がると私も思いました。
大変貴重なご意見ありがとうございます。確かに、他の区画の方は、日帰り作業が多く、ゆっくり交流の時間を設けることができていません。時間的な余裕を作ってもらって、宿泊体験も組み込んでいきたいですね。そして、2017年こそは、1000本プロジェクトの参加者のみなさんと収穫祭をしたいと思っています!自然の恵みに感謝しながら、語らいたいですね。

今回は、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!

 

1000本プロジェクト@黒川2024の募集について

1000本プロジェクトのご参加、おまちしています。
募集する区画に限りがありますので、ご了承下さい。

募集区画 3区画

1区画 30000円(税込)

収穫できたお米は全てお持ち帰りできます。草取り頑張ると収量が増えますよ!

応募は、問い合わせよりご連絡下さい。詳細は追ってご連絡させて頂きます。

区画が埋まり次第、募集を締め切らせて頂きますので予めご了承下さい。


なお、EDIBLE KUROKAWA YARDでも1000本プロジェクトと同じプログラムを実施します。
1〜2区画を参加者のみんなで作業をします。採れたお米は参加者の人数割になります。

ご不明な点や相談は、気軽にお問い合わせ下さい。

人生を変えちゃう農体験のご参加、お待ちしています。

Return Top