センス・オブ・ワンダー

【16日間、高純度発信プロジェクト⑨】森を想う暮らしプロジェクト

【16日間、高純度発信プロジェクト⑨】森を想う暮らしプロジェクト

16日間、高純度発信プロジェクト9日目です。

今日は、1日雨予報でしたが、降ったり止んだり。止んでいる時間の方が長かったかな。
畑的にはちょうどよいお湿りで、昨日、播いたり定植した野菜たちが喜んでいます!

台風10号の進路が少しずつ精度が高まってきています。
段々と東よりのコースになってきていて、九州上陸の可能性が出てきてしまいました。
「特別警報」級になるのだとか。心配です。

特別警報級の台風は、今後、益々増えてくるそうです。

この気候変動を少しでも緩めるべく、行動を起こしていかないと手遅れになるのですが、
シリアスな顔して運動しても、一部だけしか広がらない。
「アイデア」や「しくみ」で、笑顔で取り組んで、解決を目指すのが令和の時代なのかもしれません!

一方で、災害級の台風が襲来することを前提にした暮らしが求められてもいますね。

今日は、人の営みと自然のつながりについて書きたいと思っていたので、
話が大きくなってしまいました。

DAY⑧の振り返り

8個目の記事では、「農×ととのう」にもつながる、農体験について書きました。

僕の病気をきっかけに、人生を変えちゃうような、深い農体験を提供したい
と思うようになり、
・1000本プロジェクト@黒川
・五感で愉しむ食育菜園 EDIBLE KUROKAWA YARD
などを主宰させて頂いています。

これらの農体験は、白川町黒川という里山がベースになって
活動できています。

僕たちが一方的に教える、体験させるということではなく、
里山をフィールドにして
自然に触れることで、センス・オブ・ワンダーを発揮して、
自然から学び、
友達と学び合える、
そんな場を育んでいきたい。

そして、今日は、フィールドにしている里山、森について、想いを馳せてみます。

水の循環〜流域でつながる〜

岐阜県白川町の里山で農業を営んで2020年で11年目。
水源にも位置する場所で、
水量、水質にも恵まれて、
お米づくり、野菜づくりをさせて頂いています。

だからこそ、農薬を使わず、水を汚す未熟な肥料は使わず、
できるだけ環境に負荷をかけない方法で栽培しています。

僕たち、和ごころ農園も参加させてもらっている、
「流域自給をつくる、大豆畑トラスト」
では、

上流は下流を思って、農薬を使わずに、キレイな水を下流へ送り、
下流は上流に感謝して、農産物を買い支える
流域自給
という考え方を大切にしています。

この「流域で」1つのつながりと見る考え方は、
昔では当たり前のことでした。

特に木材関連。

上流の森で切った木を川の流れで下ろし、
都市部で使う。

名古屋市の蛇口をひねって出てくる水。
木曽川から取水しています。
黒川は、木曽川の支流の支流の支流の支流。
つながっているんですね。

資本制社会になり、仕事が分業化され、どんどん専門化され、
お金を媒介にする暮らしへ変わっていきました。

こういう「つながり」が見えなくなっている、
暮らしが分断されていることに、

移住して気付くことができました。

森へ意識を向けることになった2つのきっかけ

森を何とかしたい!
とおこがましい思いがフツフツと湧いてきたきかっけが2つあります。

1つ目は、
元京都大学の農学部の教授だった、西村和夫先生と一緒に、
白川町を回る機会をいただけたこと。

そこで、各地を見てまわられた先生が一言、
「森を何とかした方が良い」

田んぼや畑の視察で、何か有機農法によるアドバイスを頂けるかと思っていたところへの
この一言。

森がもっと豊かななら、水も豊かになる。
そうすれば、お米ももっと美味しくなるし、地下水を吸って育つ野菜も美味しくなる。

なるほど。
そこまでの広い視野で見ておられたとは!
と感動した記憶があります。

岐阜県だけでなく、全国的に同じことが言えるのですが、
国の森林政策もあり、白川町はほとんどヒノキの植林の森になっています。

そして、数年後、僕たちの田んぼにも変化が襲います。

2つ目のきっかけは、田んぼに水が来ない、ことです。

川から取水して田んぼに水を引いているのですが、
川の水位が低くなりすぎて、水が流れて来ない!

ここ数年、何回か起きています。

雨が降ればすぐに水位が高くなり、穏やかな流れが濁流に変わり、
雨が降らない日が続くと、本当に水量が減ってしまいます。

地元の方からも、山水が途絶えているところが増えてきたと
聞くようになってきました。

原因は、
森の保水力が少ない!
こと。

手入れが行き届かない、暗い森では、
腐葉土も少なく、
水が表層をすぐに流れていってしまう。

ここは、立ち上がるしかない!!

そう、奮い立ったんです。

森を想う暮らしって?

白川町役場の企画課が主宰した、白川町の30年後を考えるをテーマにした塾
「白川魅力発見塾」
の1期生として、参加していたタイミングでもありました。

そこで、
白川町の森をもっと魅力溢れる森にするためのしくみづくりを提案しました。

それが、

森を想う暮らしプロジェクト
森を守る!森を整備する!
と素人が大きな声をあげても、共感は得られないことは分かっていました。

だから、どうすれば、個人レベル、少人数チームでも森と関わっていけるか、
かなり自問自答しました。

今や、里山に暮らしていてもほとんどが
暮らしのほとんどが、お金のやりとりになっています。

暮らしが森と分断されてしまっているんです。

そこで、
都市部の暮らし、里山内の暮らしと森をもういちどつなげる取り組み
を仕掛けていくことをやろう!と企画したプロジェクトが
森を想う暮らしプロジェクト
です。

では、森を想う暮らしってどんな暮らしでしょうか?

森に感謝すること
森に入ること
森を知ること、どんな木が生えているか知ること
森で汗を流して、関わること(整備すること)
森の木を大切に使うこと

まだまだ色々とありそうです。

このプロジェクトでは、3つに大きくしぼり、
森を知ること、森に入ること、木を使うこと
を活動の軸にしていくことにしました。まだまだ、仲間を集めている段階です。
でも、少しずつ動きはじめています。
暮らしの中に、木のぬくもり、香りを少しでも取り入れて欲しい!

東濃ヒノキと美濃和紙を使って作った御朱印帳をつくりました。
白川町の道の駅「クオーレの里」で購入することができます!
※和ごころ農園でも買えますよ!
ヒノキの香りがたまりません。
高級美濃和紙で旅の思い出を残しませんか?

価格 4000円(税別)

試作、予定しているプロジェクト
・木箱の本バコ(3サイズの展開予定。1サイズ50個以上のロットで制作にかけられます!)
小サイズ(書籍サイズ)   1500円(税別) (受注数 2/50)
中サイズ(B5ノートサイズ) 2000円(税別)  (受注数   4/50)
大サイズ(A4雑誌サイズ)  2500円(税別) (受注数 2/50)

リビングに、寝室に、
そして、大切なひとの贈り物として(本を入れてプレゼントされるのも喜ばれます!)

方眼ノートトレーナーをやっている私的には、中サイズがとっても使えます!
B5の方眼ノートを入れたくて、作ったという制作秘話もあったり。
テーマ毎に木箱を分けるとか。

・カホンを東濃ヒノキで作る

・薪でととのう、テントサウナ!(2020年10月開催予定)

少しずつですが、歩みは止めず、
みんなで楽しみながら、木を使ったり、触れたりする機会を増やしていきます。

そして、ゆくゆくは、森に入る人が増えて、
森の整備が進んで、
森の機能が今よりもっと良くなって、

川の水が安定して、
もっともっと綺麗になって、

お米とお野菜が美味しくなる!

実は壮大な農プロジェクトでもあったのでした。
子供たちの時代へ良いバトンを渡したい!

活動が持続可能になる経済的循環も課題です。
お力添えいただける方との出会いを期待して。


精油とのコラボ、蒸留とのコラボ、
森DE図書館、
などなど、アイデアはたくさんあるのですが、人手が圧倒的に足りません(涙)

そこで、仲間集めにも、プロジェクトを遂行していくにも強力なチームになる予感の、
Bチームを立ち上げました。
正式メンバーはまだ5名!

このBチームについては、また、明日、コミュニティのことと合わせて書きたいと思います。
チームに参加してくださる方も大募集しますね。

DAY⑨、いかがだったでしょうか?

コメント、ご意見、ご感想あれば
imac_ikazu@mac.comまで
是非送ってください!
お待ちしています!

【16日間、高純度プロジェクト⑩】コミュニティの話へつづく。

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